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文科系アウトドア派のんびり遊楽人

夢想

December 1, 2005
「NPO夢想プロローグ」

 仕事帰りに、109BOXでひげおじさんとダベリング

 NPO、2007年問題、地域活動、協働事業

 社会貢献、企業市民活動、起業家、商工会議所と話は尽きない

 お互いに将来に向かってのアイデアがどんどん・・・



 ひげおじさん「実現したいなあ」

 Tackey「実現できますよ。わくわくしてきませんか」

 ひげおじさん「どこに話をしようかな」

 Tackey「オレは論文書いちゃおうかな」


 
 とっ    い う わ け で ぇ・・・


 フリートーク、フリースタイルで何回か掲載しちゃいます

 あなたも夢やアイデアや体験談があったら教えてね


 今日はテーマの提案だけでオシマイ


 タイトルは「NPO夢想」

 
 新たな夢が広がったTackeyでした


December 2, 2005
「NPO夢想プロローグ第二夜」

 「僕はもうやってるよ」

   「いつから?」

 「今年の10月から」

   「ええっ、さすっがぁ」



 「地区に何百万というお金が渡される」

 「それを地区で使い道を決める」


 
 「飲み食いに使うところと、新しい事業に充てるところ」

 「同じ金の使い方で地区に差が出てくる」

   「地区間競争・・・」

   「地区で差が出ることを認める・・・」



 「そう、それによって住民にやる気が出てくるよ」

   「そ、そ、それじゃぁ~」



 その後、昨夜のひげおじさんとの話に及んだ


   「その金をどこから出すのかが話題になったんだ」

 「・・・」

   「今までは税金から、でも企業の社会貢献から・・・」

   「もちろん地域からでも・・・」




 「僕はその資金をどの事業に出すのか、その動きをしている」

   「オレもそのことを考えてたのじゃ」

   「さっすがぁ、やっぱり違うよね」



 「そんなもん、Tackeyのところでもできるんじゃない?」

   「それが・・・」

   「アイデアがあっても、それを採用するかどうか・・・」
 
 「でも、やろうとすればできるんじゃない?」

   「実際、それを実現する、それが認められるって・・・」

   「チャレンジって、組織文化、慣習が・・・」


   「やっぱり、みんな考えてるのんだねぇ」




 「やれるんでしょ」

   「それを今から進めていく」
 
   「そのためヒカルが勉強してるよ」


 「面白くなってきそうだね」

   「面白いよ」

   「やってくよ」


   
   「サービスの自給自足・・・」

 「ゴジカラ村みたいだね・・・」

   「行政という執行機関と地域団体の集合体のサービス機関」
    
   「行政には議会があって、集合体には評議会・・・」

   「集合体には法律は関係ないから自由にできて・・・」

 「なんだか難しくなってきた・・・」

   「昨日、こんな話で話が尽きなかったんだ」

 


 今夜も夢が語られた

 NPO夢想のプロローグに相応しい第二夜

 今宵のお相手は地域で大活躍のテラちゃん



 一緒にいたマキんちょとも上司と部下の話をした

 明日のNPOのイベント、成功を祈ってるよ



 明日、地域共生の講演会に参加するTackeyでした


December 4, 2005
「北京の蝶々 NPO夢想其の1」

「これからの地域共生のありかた」

 前三重県知事 北川正恭氏

 AISIN創立40周年記念ふれあいフェアの記念講演会



 キーワードは「気づき」

 ここでは内容を羅列しておこう


 要素還元主義(分析、積上)から全包括主義(複雑系、カオス)へ


 三方良しの理論


 環境対応→環境保全→循環型社会(アメニティ、エコロジー)

 
 環境成長経済 環境と経済が同軸に ISO14000


 企業 メセナ 社会貢献 CSR

 
 科学の発見、進化に社会が着いてくる 産業革命 IT


 ITからICTへ ICT




 ICTにあった社会 国 都道府県 市町村 道州制


 政治の改革 小選挙区制 政策競争 マニフェスト

 
 国の機能を特化 地方分権 三位一体

 
 明治維新 小泉改革


 官僚制度 訓練された無能力者


 顧客満足 社員満足 ステークホルダー 

 
 社員が地域と一緒に 地域性 将来の子どものために




 2007年問題 定年 年金生活 介護


 個人 会社 社会 → キャリアデザイン ライフデザイン


 情報公開法 NPO法 実情をさらけ出し理解を求める




 要求する政治行政から住民自らが考える住民自治へ


 補完性の原理 協働 Win-Win



 「北京で一羽の蝶々がはばたくと、ニューヨークでハリケーンが生じる」


 気づき 共鳴 はばたき 




 以上、昨今の政治、経済、行政、生活のキーワード満載でした


 一羽の蝶々になろうと思ったTackeyでした

 みんなも共鳴して一緒にはばたこう


December 7, 2005
「変化が好き NPO夢想其の2」

 新人類と呼ばれたA君が団塊の世代のB先輩に話しかけた


 「団塊の世代って変化が好きですよね」

  「何かできそうな自信があるんだ」
  
  「何となく・・・ね」



 「新しいことに直ぐに飛びついたりして」

  「現状維持はダメだと言われてるような気がしてね」



 「悪くなければそのままでいいじゃないですか」

  「何か目標っていうか、やってることを見せたくて」

 「かっこ悪く見られるのがいやなんですか」



 「それとも怠け者にみられるのがいやなんですか」

  「みんながやってるときにやらないのって・・・」

  「仲間意識があって、みんながやるときには自分も」

 「それじゃ、変化を求めてるようで実は周りと同じじゃん」


 「それって個性のようで没個性みたい」

  「護送船団っていうだろう」

  「そんな中で励ましながら和気あいあいとやっていく」





 「会議でも一見変わった意見や自分の意見を言ってるんだけど」

 「みんな友だちみたいで本当に厳しい発言はないもんね」

  「シャレた意見や分かったような意見は言うんだけどな」

 
 「でも、チクチク責めておいて、最後には寛容さを見せて」

 「物分りのいい良識のある賢い姿を見せてるだけじゃない」

  「そ、それは、最後には悪者、憎まれ役はいやでしょうが」


 「終わった後にニコニコ笑って肩叩いて声かけて・・・」

  「戦い終われば仲間でしょう、悪いかい」


 「悪いっていうより、下の僕たちは堪りませんよ」
 
  「そういうお互いの気配りと人脈が大事なんだよ」



 「そんなのホントは甘いんじゃないんですか」

  「そういう風にずうっとうまくやれてきたんだから」

 「その結果が今の現状なんですよねぇ」

 「納得というか、満足していると思えないんですけど」

 


  「そう簡単には変わらないよ」

  「君たちの時代になれば変わってるよ」

 「先輩だって10年前は上司からそう言われたんでしょう」



 「自分達の思い通りに変わってますか」
  
  「お、おまえ、さっきまで変化がいいとは限らないって」

 「変化することが目標ではないだけで、悪いものは直すべき」

  「そうはいうけど、オレタチも苦労してるんだ・・・」

 



 話はNPOの話題に・・・


 「今の行政サービスを変えていかなきゃならないって」

  「協働事業を積極的に取り入れていくしかないだろう」

  「新しい考えを取り入れて、変えていくのが今からの課題」


 「また、変えていかなきゃならないって言ってる」

  「今のままでは社会が破綻してしまう」

  「みんなで変化するしか先がないんだよ」

 「協働事業に変えるというよりも今のサービスを見直す」



 「変える、進化するのじゃなくって、元の姿に戻る・・・」

  「元の姿って昔に戻るってことか」


 「社会が変わって便利さと自分のための権利を得た今・・・」

  「昔の生活には戻れない」


 「そう、生活水準は戻らなくて、それを維持する方法を考える」

  「維持する方法ってなんだ」


 「それは誰が誰の負担でするかってこと」

  「今の税制とか現状を変化させるってことだろう」

 「っていうか、生活をWin-Winで考え直してみるってこと」

  「Win-Win?」

 「みんなが勝つなんてオカシナ論理だけど」

  「自分自身をだます詭弁じゃないのか」

 「そんな感じもするんだけど、気持ちがいいんですよ」

  「そんな新しい理論、変化にオレはついていけないなぁ」


 かつての新人類と団塊の世代の話は続く・・・



 「NPO夢想」はこんな感じではいかが?



 万博全体の記録映画の試写会を終えたTackeyでした


December 10, 2005
「Win-Win NPO夢想其の3」
 かつての新人類A君と団塊の世代のB先輩の話の続き・・・


 「Win-Winって対立を解決するコミニュケーションスキルなんですよ」
  
  「自分も相手も勝つことができるなら、それはいいね」

 「もともと勝つか負けるか、真実は一つみたいな一元論がおかしいですよ」


  「おいおい、養老さんのバカの壁みたいなことを言ってるのか」

  「二元論とか多元論とかで本質を曖昧してぼかしてるんじゃないか」

 「そうじゃないんですよ」


 A君は「バカの壁」を物事には理屈や感情で単純に理解できないことが存在するということだったかなと思い出し、ジョッキに残った生ビールを飲み干した

 

 「勝敗ではなくて、結果としてどちらの意思が実現されたかということ」

  「両方が思い通りになったと思えばWin-Winなのか」

 「まあ、そんなイメージ・・・かなぁ」



  「でも、その過程で妥協だとか諦めがあるんじゃないかい」

 「そうした場合は負けなので、そうならないように・・・」

  「対立してりゃあ、どちらかが妥協しなきゃ、解決しないだろ」


  B先輩は芋焼酎のお湯割りに塩漬けの紀州梅を放り込んだ



 「すべてが対立してるんじゃなくって、たとえば共生って言葉もあるでしょう」

 「大将、生中おかわりぃ」


  「共生って、この前の講演会で前三重県知事の北川さんが言ってたな」

  「でも、オレは共生って言葉はあまり好きじゃないんだ」
   
  「寄り添ってお互いに頼られながら妥協しながら生きていく」


 「先輩の好きな村上龍さんがお得意の庇護社会とか甘えとかですか」

  「まあな」



 「協働とかコラボレーションはどうですか」

  「協働は何とか分かるかな」

  「お互いに目的と主体性が違う前提で共通の方向に向かうみたいな」


 「それぞれが独立してるんだから、どちらにもメリットがあってもいい」

  「それもWin-Winなのか」


  B先輩は割り箸でグラスの底の梅干を解している



 「僕は協働を考えるとき、Win-Win方式がぴったりと思いました」

  「なんだか丸め込まれてるような気もするがオレも協働はいいと思う」

 
  「共同でも協同でもなくって協働ってのがいいね」

 「自動の動の字が動くの自動じゃなくって働くと書く自働がいいみたいに」

  「そうそう、それと似てるな」


  B先輩はグラスの底に漂ってる梅干の肉片と一緒に焼酎を喉に流し込んだ



  「おまえ、囚人のジレンマは知ってるだろう」

 「Win-Winの話に良く出るので知ってますよ」

  「あれどう思う、理解できるか」


 「2人の囚人がそれぞれの自白によって刑期が変わるっていう話」

 「何度も繰り返すとお互いの共通の利益、到達点が分かってくる」


  「それが自分の利益と相手の利益をよく考えること」

 「協働の考え方に似てると思うんだけど」


  「あれは話だからいいけど、オレは何度も刑務所暮らしはいやだね」

 「僕もいやですよ、だから、お互いよく考えて、共通の利益を」


  「なんかキレイ事なんだよなぁ、妥協の結果じゃないのか」


 「分かってたようで間違って理解しているかも」

 「また、じっくり勉強してきます」
  
  
  「まあ、いいかぁ」


  「もう1杯頼んでいいか」

 「先輩のおごりなんだから、好きにしてくださいよ」

 「大将、宝山のお湯割り、おかわりじゃ」

 
 もと新人類A君と団塊の世代のB先輩の話はまた続く・・・



   ※関連するTackeyの過去の「ひとり言」

    Win-Win

    エクソダス(脱出)


 年賀状の図案を考え始めたTackeyでした


December 11, 2005
「補完と主体 NPO夢想其の4」

 もと新人類A君と団塊の世代のB先輩の話は続き・・・


  「Win-Win、協働と続けば、お次の出番はなにアルカ」

  B先輩はお代わりした宝山の焼酎をちびちびと・・・


「自分でできることは他人に頼らず・・・」

  「まずは自分のことはやってみるということか」

 「というか、何でもやってもらおうと思わず、まずは自分で」

  「例の他人に依存しないとか庇護社会を否定する・・・」


 
  「でも、人は1人じゃ生きられないんだから、助け合いが当然だろう」

 「そうそう、自分だけではできず、お互いに助け合えることはやろうと」

  「まずは、助け合う前に自分、自分たちで考えてみる」

 「それから、お互いにできることを協力し合う」



 「それでもできないことは・・・」

  「お役所や団体みたいな組織でやってもらうということになるな」

  「でも、今まではまずは税金払ってんだから、地区役員や議員やお役所にやってもらおうと思ってたぞ」


 「そこなんです」

  「自分たちの生活に必要なサービスはやってもらうのが当たり前」

  「自分の負担が増えるのはいやだけど、自分の利益は要求する」



 「だって、同じ税金払ってるなら、サービスを受けなきゃ損でしょう」

  「そうやって、自分たちの生活が遠くなってるんだよな」

 「だから、自分たちに近いことは自分たちでやるように」

  「それってお役所がやるべきことをオレたちに押し付けようとしてるんじゃないか」

 「そういう見方もあるけど・・・」

  「そう思うとなんかいやなんだよね」


 「昔から住民参加とか住民主体って言いますよね」

  「おう、住民が主体なのが大前提って言うよな」

 「だから、まずは住民側から考えてみる、住民ができることを考えてみる」


 
  「さっき、お前が言ってたのは自助、互助、公助ってことだろう」

 「うん、補完性の原理っていわれてるんです」


  「補完って響きがなんか気に食わないな」

  「補うっていうことは、何が主体なんだろうな」

 「そう考えちゃうといけないんですよ」


 
 「自分を含めてすべてが主体になると考えてはどうでしょうか」


  「それぞれが補完し合う、例の一元論ではなくて多元論みたいな」

  「社会の多元的な解決を図るための原理」

  「グローバル化とローカル化のWin-Win・・・」


 「先輩、急に理屈っぽくなりましたね」


  「まだ、酔いが足らないみたいじゃ・・・」


 もと新人類のA君と団塊の世代のB先輩の話はまだ続きそう



 宿題だった両親の年賀状をプリントしたTackeyでした


December 13, 2005
「NPOって何? NPO夢想其の5」

もと新人類A君と団塊の世代のB先輩の話の続き・・・

「先輩、補完性の原理、わかりましたか」

 A君は、オリーブオイルを使った魚介のカルパッチョを追加し



   「その前に・・・今日、おばさんにNPOについて聞かれたぞ」

   「NPOは困った人を助けてくれるんですかって」

 「う~ん、NPOはNonprofit Organizationの略、非営利組織」

   「困った人を助けてくれるのかい」




   「そのおばさんは人手が欲しいみたいなんだ」

 「NPOって営利を求めない組織ということだけでPTAや子ども会もそうなんですよ、もちろんNPO法人は公に認められた組織なんだけど」

 「NPOはほとんどが何でもやりますではなくて得意な分野がある」

 「だから、困ってれば何でも助けてくれるわけでもないんです」

 「また、それもボランティアで無償だったり、有償でお礼をもらったり」

   B先輩はあつあつのエイひれを裂きながら

   「おいおい、ボランティアでもお礼でお金をもらうのかい」


   

 「有償ボランティアということで実費程度や謝礼をもらうことはありますよ」

   「お金をもらう、対価を求めるのはボランティアじゃないだろう」

 「やって欲しい側がただが当たり前という方がおかしいんじゃないですか」



 「本来、業者に頼めば有料なサービスが、ボランティアだから無償でなくてはおかしいというのは、一方的で安易な考え方じゃないんですか」

   「実はそのおばさんも忙しくて人手が足りないみたいなんだ」

 「じゃ、人材派遣会社とかシルバー人材センターとか知り合いに頼むのが当たり前じゃないですか」

   「それじゃ、お金がかかるからっていうんだ」


 「ちょっとそれじゃ、善意でやる人をばかにしていないですか」

 「NPOさんやボランティアさんはただの下請け業者、便利屋さんじゃないんですよ」

   「おまえ、じゃ、どういうサービスなら無償でやるんだ」


 「それは地域問題を解決するサービスや自分ではどうしようもなく困っている人を助けることかなぁ」

 「代表的なのは福祉で、子育てとか、ほかに環境とか、外国人支援とか」

 「普通の引越しの手伝いはだめで、1人暮らしの老人や病気の方のお手伝いはいいみたいな」

 「はっきりしないけど、そんなイメージですかね」


   「そのあたりの線引きがあやふやなんだよね」


   「どんなサービスでもやりたい人がいればいいんじゃないのか」


 「だけど、他に民間業者に有償で頼める人がただってことでNPOに頼まれるのは僕はいやだなぁ」

   「でも、現実はありそうだよな、人の気持ちってわからないから」

 「そうですねぇ・・・」




 「先輩、それでそのあばさんはどうしたんですか」

   「うん、とりあえず市民ボランティア活動支援センターにと」

  「自分がしてもらいたいことを話して、よければ紹介してくれるよって」

 「まあ、今のところそれが一番かな」


 


 「NPOって自発的な活動だから、やりたくないことを無理やりやらされない自由があるからね」

   「でも、みんなの要求するものって、お役所でやっていない細かいことがいっぱいあるよな」

 
 
 「そう、そういうところにNPOの役割もあるんだと思ってる」

   「NPOの方が生活に密着した課題やサービスを敏感に感じたりして」


 「そういうことも多いんだけど、お役所も分かっててもやらないことも多いみたいだよ」

   「なぜ分かっててやらないんだい」


 「まず、お金がかかること、人手がかかること、まだごく一部の人しかないこと」

   「試しにやってみたらどうだろう」


 「それが試しでなくなったり、他の人からも要求されてサービスがひろがってしまう」

   「サービスがひろげれば、それはみんなのためにいいじゃんか」


 「でも、それが本当に自分でできないか、家族親戚縁者でできないか、地域でできないか、NPOでできないのか・・・」

   「それでできれば、そこでやっれていうことか」


 「そう、でも、大事なサービスであれば、その人からお金をもらったり、そのサービスをやる地域やNPOを支援するとか」

  「それがNPO夢想其の3の補完性の原理ってことか」


 「まあ、おおざっぱにいえばそういうことだと思うんですが」

   「じゃ、そういうお役所が手をつけないサービスや地域に密着したサービスをやってくれる組織、団体、地域がたくさん必要になるってことだな」


 「うん、だからNPOさんにみんなが期待しているんだ」



  「だれでもできるのかい」

 「社会に貢献したいという意思と何がしかの労力があればできますよ」



   「NPO法人は簡単にできるのかい」
 
 「申請は書類審査なんだけど、実際の運営は何らかの収入を得て、サービスを提供しながら運営を維持しなければいけないから、強い意志のスタッフと支援者、理解者がいないと大変みたいだよ」



   「NPO法人ってボランティアと一緒に考えてるから無償のイメージだよね」

 「本来はそうじゃないんだよ、地域の課題を解決するため有償でサービスをすることが多いんだけど」

 「地域の人材を活用して地域に密着した活動なんだ」

   「ほう、そうか」



 「だから、NPO法人は設立するのはできても、みんなに信頼されて継続するのは大変らしいよ」

   「そうだろうな、オレの周りでもボランティアの専門家、変わった人たちって思われてるもんな」


 「同じ業務を受託するにも、一般の民間会社よりも格段に低く見られていて、普通は当たり前の間接経費みたいなものや利益みたいなものを認めてないなんですよ」

   「そう、NPOって儲けちゃいけないみたいなイメージがあって」


 「でも団体を維持したり、新しいサービスを展開する経費がいるんですよ」

   「ボランティアだろうって、平気で経費を切ってるみたいだな」


 「それでも、もともと意識が高いから、しっかりやっちゃうんだよね」

   「なるほど・・・」


 「最近はNPOとお役所のルールをつくったり、地域で認められ始めてるみたいなんだけど」

   「でも、まだまだだよね」


 「NPOとNGOとボランティアと市民活動と違いが分からないもんね」


 新人類A君と団塊の世代のB先輩の話はまた続く・・・


 最近は年末イベントの準備と文書の添削が多いTackeyでした







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